現代アートについて日本の現代アート界の中心にいる方々の意見をAIにまとめてもらってきましたが、個人的には南條さんの、「現代アートとは問いが本質である」という見方が直観的に非常にしっくりきました。そこが接点になって社会との関係性が生まれたり、多様性の重要性なども生まれてくるという気がします。でも何で現代アートの本質が「問いかけ」なのか考えてみると、やはり写真や映像の発明の影響で絵画を描く意味が失われたという、印象派の誕生の経緯が深く関わっているように思います。印象派の誕生からポスト印象派、キュビズムやフォービズム、現代アートの誕生へと続く経緯は良く知られた話ですが、これらもやはり作品を制作する意味の問いかけの歴史のようでもあります。
現代アートの世界では「なぜ自分がその作品を制作したのか」という画家のステートメントというものが重視されますが、この説明は正に「絵画を描く意味は何か」という印象派の立場を今に引き継いでいるものではなかろうかと思います。デジタル技術、特にAIによる作品も数多く生まれてくるようになった現在この問いは更に重要なものになりそうですね。
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